レチノールとビタミンCの併用はできる?韓国の皮膚科専門医が読者のスキンケアを添削
レチノールとビタミンCの併用はしてもいいのか。ソウル・江南の皮膚科専門医キム・ホンソクが、高濃度ビタミンCとレチナール、トレチノインとアダパレン、敏感肌の見直し方を読者のスキンケアをもとに解説します。
「いい」と言われる化粧品の落とし穴にはまらないで(ビタミンC、レチノール)
キム・ホンソク院長のYouTubeより — 韓国語音声。消音で自動再生します。タップで音声オン。

こんにちは。VOS皮膚科クリニック院長、皮膚科専門医のキム・ホンソクです。韓国の皮膚科専門医として21年、ソウル・江南の島山公園前にあるクリニックで、カウンセリングから施術まで私が自分で担当しています。
レチノールとビタミンCの併用はしてもいいのか、毎日使っていいのか、間をあけるべきか。こうした質問は本当によくいただきます。この動画では、視聴者の方から実際のスキンケアを送っていただき、3人分を私が添削しました。同じ化粧品でも、肌のタイプや年齢、環境によって合い方は変わります。このページは2026年3月のYouTube動画をもとに、海外の方向けにまとめたもので、製品のブランド名は省いています。ページ上部の動画は、日本語に翻訳された字幕をつけて見ることができます。
先に結論
- ビタミンCとレチノイドの両方にすでに慣れていて、しみたり赤くなったりしない肌なら、夜に一緒に使ってもかまいません。
- 少しでも敏感なら、ビタミンCは朝、レチノイドは夜に分けます。レチノイドは夜に使うのが基本です。
- しみないことと刺激がないことは同じではなく、赤みとして敏感さが出ることがあります。赤みが続くならレチノイドを減らします。
- トレチノインとアダパレンは韓国では処方が必要な医薬品で、肌が慣れているなら交互に使う必要はないと私は考えています。
丈夫な肌なら、レチナールとビタミンCを続けて使ってかまいません
しみたり赤くなったりしないなら続けてかまいません。ただし、すべてを同時に使う必要はありません(動画 00:48〜)。
1人目の方の肌タイプはORNT(脂性・丈夫・色素沈着が少ない・ハリがある)で、とても丈夫な組み合わせのひとつです。使っていたのは、純粋ビタミンC 20%のアンプル、ナイアシンアミド約20%の美容液、レチナール1000ppm(0.1%)のクリーム、ローズヒップオイルでした。20%のビタミンCは刺激が出やすいほうです。よく使われるのは15〜20%の範囲で、濃度が上がるとpHも低くなりやすいからです(動画 02:04〜)。それでもしみないなら、肌がすでにビタミンCに慣れている状態です。
ナイアシンアミドは濃度が高くても刺激の強い成分ではありません。一般にすすめられる濃度は5%前後ですが、最近は10%を超える製品も増えています。皮脂の調整、炎症を落ち着かせる働き、セラミドの合成を含めてバリアを支える働きがあります(動画 02:34〜)。ただ、ビタミンCのアンプルとナイアシンアミドの美容液を同時に使う必要はなく、朝と夜に分けても問題ありません。
レチノールとビタミンCの併用の基本:朝と夜の分け方
両方に慣れていれば夜に一緒に、少しでも敏感なら「ビタミンCは朝、レチノイドは夜」に分けます(動画 04:04〜)。
レチノールとレチナールは化粧品に使える成分で、レチナールのほうが強めです。レチナールを使っても問題がないなら、とても上手に使えています。レチノイド系は光に当てないほうがよいので、必ず夜に使ってください。ビタミンCとレチノイドの両方にすでに慣れているなら、夜に一緒に使ってもかまいません。肌が少し敏感だと感じるなら、朝にビタミンC、夜にヒアルロン酸の美容液とレチナールクリーム、という分け方が無難です。一緒に使っても問題がない場合は、ビタミンCを朝晩、レチナールクリームを夜だけ、という使い方もできます。
ローズヒップオイルは、アンプルとクリームだけで乾燥を感じないなら使わなくてもかまいません(動画 04:34〜)。脂性肌には重く感じることがあるので、乾燥するならホホバオイルなど軽めのオイルを試してみてください。併用で大切なのは、成分を増やすことより、自分の肌が受け止められる量と順番を守ることです。
乾燥・敏感肌では「しみない=刺激がない」ではありません
乾燥しやすく敏感な肌では、まず敏感さの原因になる成分を減らし、次に保湿が足りているかを確認します(動画 06:05〜)。
2人目の方の肌タイプはDSPW(乾燥・敏感・色素沈着・しわ)で、皮膚が薄く乾燥しやすいパターンです。レチノイドに慣れているので続けることはできますが、赤みには注意してほしいとお伝えしました(動画 07:06〜)。しみなくても、赤みという形で敏感さが出ることがあります。赤みが残るようなら、レチノイドを減らすことも大切です。また、美容液・クリーム・オイルで保湿は足りているので、化粧水は省いてもよいと考えました(動画 07:37〜)。
トレチノインとアダパレン:交互に使う必要はある?
どちらも韓国では処方が必要な医薬品で、肌が慣れているなら交互に使う必要はないと私は考えています(動画 09:38〜)。
この方は、エイジングケアにトレチノイン、ニキビが出たときにアダパレンを使っていました。第1世代のトレチノインは、レチノイン酸受容体のα・β・γすべてに作用しますが、皮膚に多いのはγです(動画 10:08〜)。世代が進むほど選択的になり、第3世代のアダパレンはニキビの外用薬として開発され、炎症のあるニキビとないニキビの両方を抑えるのに役立ちます(動画 11:09〜)。論文ではエイジングケアにもよいという報告が出ているので、慣れているなら第3世代を単独で毎日使っても問題ありません。第4世代はγ受容体にさらに選択的で、刺激が少ないとされています。ニキビと鎮静成分の考え方は、動画ノートニキビに効く韓国スキンケアの成分でも解説しています。
アトピー歴のある肌は、洗顔料と香料から見直す
洗顔後にとても乾燥するなら、まず洗顔料を、次に落としにくい日焼け止めを見直します(動画 14:29〜)。
3人目は、アトピー歴のある40代の男性で、洗顔後の強い乾燥と鼻まわりのニキビに悩んでいました。アトピー歴があると、症状が出ていなくてもバリアが弱く乾燥しやすいことが多いです。洗ったあとにつっぱらない弱酸性の洗顔料に変え、密着力の強いスティックタイプの日焼け止めは、落としやすいローションタイプに変えることをすすめました(動画 15:17〜)。香料はできるだけ避けてください。表示に「香料」と書かれていなくても、アレルギーを起こしやすい香料成分が個別の名前で書かれていることがあります(動画 16:52〜)。セラミド・コレステロール・脂肪酸を含むローションはよい選択です。
ここで出てきた4文字の肌タイプは、16タイプに分ける考え方にもとづくものです。クリニックではVOSスキンMBTIで肌の傾向を読み取ってから、施術や化粧品を考えます。肌管理の考え方は韓国の肌管理でよくある誤解、カウンセリングで聞いておきたいことは韓国で肌管理を受ける前の質問リストにまとめています。実際に来院した方の様子はインフルエンサーのVOS体験でご覧いただけます。
肌の反応には個人差があり、あなたに合うケアや施術はカウンセリングで決めます。
動画の見どころ
この動画で話している施術
VOSで施術を受けた方の体験
VOSで施術を受け、その様子を発信したインフルエンサーの体験談です。
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Q&A — よくいただく質問
レチノールとビタミンCの併用は、同じタイミングでしてもいいですか?
高濃度のビタミンCは刺激が強いですか?
ビタミンCやレチノイドと一緒に、ナイアシンアミドも使っていいですか?
トレチノインとアダパレンは交互に使うべきですか?
アトピー歴があって洗顔後にとても乾燥します。何から変えればいいですか?
効果・腫れ・回復には個人差があります。このページは院長の動画をもとにしたVOS皮膚科の一般的な情報で、診察に代わるものではありません。
キム・ホンソク院長について
VOS スキンMBTIは、最初の肌診断から経過チェックまで、キム院長が自ら担当します。
キム院長は美容皮膚科を専門とし、肌の再生、フェイスラインの改善、健やかなエイジングケアに取り組んでいます。患者さま一人ひとりの肌状態とご希望を丁寧に把握したうえで、自然で洗練された仕上がりを目指す治療計画をご提案します。
VOSでは、診断・施術・経過管理まで、同じ専門医が一貫して責任を持ちます。肌の構造と変化のパターンを正確に理解した診療が、仕上がりの完成度を高め、副作用のリスクを抑えます。
経歴・役職
- 現職
- VOS皮膚科クリニック 院長
- 皮膚科専門医
- 学歴
- 医学部 首席卒業
- 教職
- 清州大学 医療美容学科 兼任教授
- 東国大学 美容医科学科 兼任教授
- 学会役員
- 大韓皮膚科医師会(KDA)理事
- 大韓アンチエイジング皮膚科学会(KAAD)理事
- 委員会
- 大韓皮膚科学会 学術委員
- 大韓皮膚科医師会(KDA)情報委員
- 所属学会
- 大韓皮膚機能医学会 会員
- 大韓レーザー医学会 会員
ブランドアドバイザー
- スキンケア
- The Scent
- スキンシューティカルズ
- ラ ロッシュ ポゼ
- AHC
- ビオデルマ
- エタピュール
- 注入製剤
- ジュベルック
- リバイブ
- ラプレン
- リジュラン
- 医療機器
- ウルセラ
- サーマージュ
- ソフウェーブ
- クールスカルプティング
- ミラジェット
講演、ライブデモ、ブランド教育 — 韓国とアジア各地で。
- 掲載されている学会発表・講演
- 116
- 掲載期間
- 2016–2026
- 2023年(掲載件数が最多の年)
- 25
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- 第28回 大韓皮膚科医師会 春季学術大会
- Baim Global Jupiterシンポジウム 招待講演
- 2025
- JULIA SUMMIT GLOBAL – Juvelook Journey
- JULIA SUMMIT ASIA 2025香港
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メディア出演
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- 「肌寿命のゴールデンタイム」(2021年7月)
- パク・ヨングァンのラジオショー — 月曜レギュラー
- 「グッドモーニング」— 春の日差しと肌(2023年3月)
- チョ・ウジョンのFM大行進 — ドクターファミリーコーナー
- 「メン・オン・エア」— 夏のスキンケア
論文・著書
- Juvelook Comparative Pain Assessment
- 化粧品カウンセリング学 専門家課程
- 皮膚美容 成分学
出典:VOS皮膚科 公式サイト(韓国語)の院長プロフィール
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