コラーゲンペプチドの効果は肌に届く?韓国の皮膚科専門医が「塗る・飲む」コラーゲンを解説
コラーゲンペプチドの効果は肌にどこまで届くのか。ソウル江南の皮膚科専門医キム・ホンソクが、塗るコラーゲンと飲むコラーゲンのしくみ、加水分解コラーゲンの正体、コラーゲンを守る習慣を動画をもとに解説します。
老けない秘密:コラーゲンを最大限に活かす方法を医師が直接お伝えします
キム・ホンソク院長のYouTubeより — 韓国語音声。消音で自動再生します。タップで音声オン。

こんにちは。VOS皮膚科クリニック院長、皮膚科専門医のキム・ホンソクです。皮膚科専門医になって21年、ソウル・江南の島山公園前にあるクリニックで、カウンセリングから施術まで私が自分で担当しています。
コラーゲンは真皮の骨組みを作るたんぱく質で、年齢とともに作られる量が減り、壊される量が増えていきます。そのため韓国の皮膚科専門医として、「コラーゲンペプチドの効果はありますか」「コラーゲンのドリンクやクリームで肌のハリは保てますか」と本当によく聞かれます。このページは2024年2月に公開した私のYouTube動画(コラーゲンについての話をまとめた長い動画)をもとに、海外の読者に向けて、自分でできることと施術を考える目安を中心にまとめたものです。
ページ上部の動画は、日本語に翻訳された字幕をつけて見ることができます。
先に結論
- コラーゲンは約10万ダルトンの大きな分子で、肌の表面は500ダルトンを超えるものを通しにくいため、塗るコラーゲンは真皮を満たすのではなく、主に表面の保湿として働きます。
- 加水分解コラーゲンは、コラーゲンを細かく分けたもので、正確にはペプチドです。肌に入りやすく水分を引き寄せますが、真皮のコラーゲンそのものではありません。
- 飲んだコラーゲンは、アミノ酸や小さなペプチドとして吸収され、体がコラーゲンを作る材料になります。飲まないより良い結果を報告する論文もありますが、道のりが長く、効果は控えめだと私は考えています。
- コラーゲン作りにはビタミンCが欠かせず、UVA対策の日焼け止め、抗酸化、食べすぎない・適度な運動が、今あるコラーゲンを守ります。
塗るコラーゲン・加水分解コラーゲンは真皮まで届くのか
ほぼ届きません。コラーゲンは分子が大きすぎるので、化粧品の中では主に表面の保湿として働きます(動画 03:51〜)。
コラーゲンは分子量が約10万ダルトンもある大きなたんぱく質です。一方、肌の表面には「500ダルトンルール」と呼ばれる考え方があり、500ダルトンを超えるものはなかなか通り抜けられません(動画 04:14〜)。およそ200倍の差です。塗ったコラーゲンが角質層を越え、表皮と真皮の境目を越えて真皮に定着する、というのは、ほとんど不可能に近いことです。
化粧品会社もそれをよく知っているので、「加水分解コラーゲン」という表現を使います(動画 05:49〜)。わかりやすく言えば「細かく分けたコラーゲン」です。私はこれをベルリンの壁にたとえます(動画 06:21〜)。壁が壊されたとき、人々はその石を持ち帰りました。たしかに壁から出た石ですが、石は壁そのものではありません。加水分解コラーゲンも、正確にはペプチドの集まりです(動画 09:44〜)。小さいぶん肌に入りやすく、水分を引き寄せて角質層のうるおいを高めるので、ハリやツヤが出たように感じます。その感覚は本物ですが、真皮に新しいコラーゲンが満たされたわけではありません。
コラーゲンペプチドの効果:飲んだあと体の中で起きること
飲んだコラーゲンはアミノ酸や小さなペプチドに分解されて吸収され、体が自分のコラーゲンを作る材料になります。効果はありますが、控えめです(動画 16:29〜)。
コラーゲンは、グリシンと、主にプロリンやヒドロキシプロリンなどのアミノ酸がくり返し並んだ構造をしています(動画 16:42〜)。コラーゲンペプチドを飲んでも、コラーゲンがそのまま吸収されるわけではありません。胃酸で分解され、腸でアミノ酸やペプチドとして吸収され、肌に届いたあと、細胞がもう一度それを組み立てて、はじめて新しいコラーゲンになります(動画 52:37〜)。道のりが長いので、「本当に意味があるのか」と思うのは自然なことです。飲まない場合より飲んだ場合のほうが良い結果だったという論文はいろいろ出ています(動画 17:32〜)。私自身は、コラーゲンペプチドの効果は控えめでも、何もしないよりはよいと考え、続けて支える管理のひとつとして位置づけています(動画 53:09〜)。
飲むなら一緒に考えたいビタミンC
ビタミンCはコラーゲンを組み立てるのに欠かせず、コラーゲンが壊れる原因の酸化も抑えるので、飲むならアミノ酸と同じくらい大切です(動画 17:38〜)。
コラーゲンは、アミノ酸の鎖が3本ねじれ合い、それがさらに束になってできています。その組み立てに必要な酵素の歯車のような役割をするのがビタミンCで、歯車が抜けると作業が止まってしまいます。さらにビタミンCは抗酸化作用で、紫外線のあとにコラーゲンを壊す酸化反応を抑えます。作る側と壊れる側の両方に関わるのです。
動画では、1日500mgほどとされる一般的な推奨量より多めを、私個人としてはすすめているとお話ししました(動画 19:05〜)。これは私個人の考えで、誰にでも同じ量が合うわけではありません。ただし最初から多くとると胃の不調や下痢が出ることがあるので、少しずつ増やしてください。持病がある方、妊娠中の方、薬を飲んでいる方は、量を増やす前に主治医に相談してください。ビタミンCがコラーゲンづくりのどの段階で必要なのか、コラーゲンとエラスチンの違い、皮膚科専門医3人で飲むコラーゲンについて議論した内容は、コラーゲンと一緒にとりたい食べ物・ビタミンCのページにまとめています。
今あるコラーゲンを守る:日焼け止めと生活習慣
UVAを防ぐ日焼け止め、塗る抗酸化剤、食べすぎないこと、適度な運動が、サプリで補える以上のコラーゲンを守ります(動画 19:50〜)。
UVBはほとんど表皮で止まりますが、UVAは肌の奥まで届きます。やけどのような強いダメージは少なくても、活性酸素を増やし、コラーゲンを切る酵素MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)を活性化させ続けます。日焼け止めはそれを抑え、その下に塗る抗酸化剤は、防ぎきれずに入ってきた紫外線による酸化を抑えます(動画 21:00〜)。
コラーゲンを作る線維芽細胞のためには、生活習慣も大切です。食べすぎるとミトコンドリアが休みなく働き、活性酸素が増えます。夜食をやめて朝まで10時間ほど何も食べない時間を作るだけでも違います(動画 42:50〜)。運動は規則的に適度に行うのがよく、くたくたになるまでの運動はかえって活性酸素を増やすので、少なくても続けることを大切にしてください(動画 43:33〜)。
飲むだけでは足りないとき:皮膚科でコラーゲンを補う方法
早く変化がほしいときは、コラーゲンを直接入れる方法と、自分の細胞にコラーゲンを作らせる方法があり、どちらもくり返しの施術が必要なことが多いです(動画 53:24〜)。
レチゼンは、肌にもっとも多いI型コラーゲンを真皮に直接注入する施術です(動画 54:08〜)。最初は1980年代のコラーゲン注射のような免疫反応を心配しましたが、精製技術は大きく進歩していて、私の患者さんでは肌が早く整っていくのを感じる方が多いです。1回で終わる施術ではなく、くり返しが必要です。当院では、効果は1〜2週間ほどで感じやすく、半年から1年ほど続きますが、個人差があります。
ジュベルックは、PDLLAとヒアルロン酸で線維芽細胞を刺激し、数か月かけて自分のコラーゲンを増やしていく施術です(動画 29:51〜)。肌が薄く敏感な方には、PN(ポリヌクレオチド)とヒアルロン酸を組み合わせたリジュランを考えることも多いです。リジュランについてよくある誤解は韓国でリジュランを受ける前に知りたい5つの思い込みに、スキンケアと皮膚科の役割の違いは韓国の肌管理は「エステと同じ」?の記事にまとめています。実際に来院された方の様子はインフルエンサーのVOS体験で見ることができます。LINEで相談されるときは、すっぴんで自然光のもと撮った顔写真と、韓国に滞在する日程を送ってください。
効果には個人差があり、毎日のケア以上のことが必要かどうかはカウンセリングで決めます。
動画の見どころ
この動画で話している施術
VOSで施術を受けた方の体験
VOSで施術を受け、その様子を発信したインフルエンサーの体験談です。
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Q&A — よくいただく質問
コラーゲンペプチドの効果は本当にありますか?
化粧品に入っている加水分解コラーゲンは、コラーゲンと同じですか?
コラーゲンペプチドはビタミンCと一緒にとったほうがいいですか?
飲むコラーゲンと日焼け止め、しわ予防にはどちらが大切ですか?
早くコラーゲンを補いたいとき、皮膚科ではどんな方法がありますか?
効果・腫れ・回復には個人差があります。このページは院長の動画をもとにしたVOS皮膚科の一般的な情報で、診察に代わるものではありません。
キム・ホンソク院長について
レチゼンは、最初の肌診断から経過チェックまで、キム院長が自ら担当します。
キム院長は美容皮膚科を専門とし、肌の再生、フェイスラインの改善、健やかなエイジングケアに取り組んでいます。患者さま一人ひとりの肌状態とご希望を丁寧に把握したうえで、自然で洗練された仕上がりを目指す治療計画をご提案します。
VOSでは、診断・施術・経過管理まで、同じ専門医が一貫して責任を持ちます。肌の構造と変化のパターンを正確に理解した診療が、仕上がりの完成度を高め、副作用のリスクを抑えます。
経歴・役職
- 現職
- VOS皮膚科クリニック 院長
- 皮膚科専門医
- 学歴
- 医学部 首席卒業
- 教職
- 清州大学 医療美容学科 兼任教授
- 東国大学 美容医科学科 兼任教授
- 学会役員
- 大韓皮膚科医師会(KDA)理事
- 大韓アンチエイジング皮膚科学会(KAAD)理事
- 委員会
- 大韓皮膚科学会 学術委員
- 大韓皮膚科医師会(KDA)情報委員
- 所属学会
- 大韓皮膚機能医学会 会員
- 大韓レーザー医学会 会員
ブランドアドバイザー
- スキンケア
- The Scent
- スキンシューティカルズ
- ラ ロッシュ ポゼ
- AHC
- ビオデルマ
- エタピュール
- 注入製剤
- ジュベルック
- リバイブ
- ラプレン
- リジュラン
- 医療機器
- ウルセラ
- サーマージュ
- ソフウェーブ
- クールスカルプティング
- ミラジェット
講演、ライブデモ、ブランド教育 — 韓国とアジア各地で。
- 掲載されている学会発表・講演
- 116
- 掲載期間
- 2016–2026
- 2023年(掲載件数が最多の年)
- 25
講演JULIA SUMMIT GLOBALジュベルック ジャーニー — 招待講演 · 2025
学会APS Korea 2026韓国美容形成外科学術大会 · 2026
学会第28回 春季学術大会大韓皮膚科医師会 · 2026
学会KOREADERMA 2025ソウル COEX · 2025
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ライブデモIMLG 2025手順を解説しながらのライブデモ · 2025
ブランドイベントCOSRXブランドイベント(ソウル) · 2025
主な国際学会・主要学会
- 2026
- APS Korea 2026
- 第28回 大韓皮膚科医師会 春季学術大会
- Baim Global Jupiterシンポジウム 招待講演
- 2025
- JULIA SUMMIT GLOBAL – Juvelook Journey
- JULIA SUMMIT ASIA 2025香港
- KOREADERMA 2025
- SkinCeuticals: Next Beauty Code台湾
- 第9回 大韓皮膚科医師会 手技教育
- 2024
- AMWC-TDAC 台湾
- ジュベルック ローンチシンポジウム(台湾)
- KSDS 第2回国際学会 ソウル
- 第1回 Ulthera Focus Group Meeting
さらに2年分を表示閉じる
- 2023
- AMWC Japan
- 第41回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会
- ACDS 2023
- MEVOS 大連
- 2022
- 米国レーザー医学会(ASLMS)
- 第13回 I-SWAM インドネシア
メディア出演
- 「アチムN」— 多汗症と化粧品の選び方
- 「肌寿命のゴールデンタイム」(2021年7月)
- パク・ヨングァンのラジオショー — 月曜レギュラー
- 「グッドモーニング」— 春の日差しと肌(2023年3月)
- チョ・ウジョンのFM大行進 — ドクターファミリーコーナー
- 「メン・オン・エア」— 夏のスキンケア
論文・著書
- Juvelook Comparative Pain Assessment
- 化粧品カウンセリング学 専門家課程
- 皮膚美容 成分学
出典:VOS皮膚科 公式サイト(韓国語)の院長プロフィール
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