リジュランとは 韓国で受ける前に知りたい5つの思い込み
リジュランとは 韓国の皮膚科で使われる、サケ由来のポリヌクレオチド(PN)を真皮に注入する施術です。よくある思い込みと実際、腫れと帰国便の考え方を皮膚科専門医が説明します。

リジュランとは 韓国の皮膚科で使われている肌注入治療で、サケのDNAから精製したポリヌクレオチド(PN)を真皮に細かく注入し、肌が自分で回復する環境を整えることを目的にしています。VOS皮膚科では、顔・首向けのリジュラン ヒーラー、ヒアルロン酸とリドカインを加えたリジュラン HB、目元用のリジュラン アイの3種類を扱っています。旅行の日程に組み込む方がまず気にされるのは、帰国便までに腫れや内出血が落ち着くかどうかでしょう。
私はVOS皮膚科クリニック院長で皮膚科専門医のキム・ホンソクです。皮膚科専門医として21年、当院では相談から施術まで私が直接担当しています。リジュランには「鮭の注射」「打てば引き上がる」といった言葉が先に広まっているので、思い込みと実際の仕組みを並べて見ていきます。
読み進める前に、いちばん引っかかっている思い込みを1つだけLINEで送っていただいてもかまいません。
気になる思い込みをLINEで1つ聞いてみる
リジュランは何でできていて、肌の中で何をするのですか?
主成分はポリヌクレオチド(PN)で、サケのDNAを精製して得られる成分です。真皮に少量ずつ注入し、線維芽細胞の働き、皮膚のバリア、うるおいといった、肌が自分で修復するための環境を支えることを狙います。
「リジュランとは 韓国」と検索すると、鮭やDNAという言葉が真っ先に目に入り、魚の遺伝子を体に入れるのかと身構える方もいるはずです。PNは精製された核酸の断片で、人の組織となじみやすい(生体適合性が高い)ことから選ばれている素材です。体の遺伝子を書き換えるような働きをするものとは考えられていません。
学術誌Pharmaceuticsに掲載された総説は、PNとよく似た成分であるPDRNとの違いを整理しています。
ただし、由来が魚であることは事実です。魚や魚製品でアレルギー症状が出たことのある方は、相談の最初に伝えてください。
思い込み1「ヒアルロン酸のように、打ったその日にふっくらする」
PNの目的は、ボリュームを足すことより、肌の質を立て直すことにあります。当院の治療ノートでは、変化が見えてくるのは12週間以内が目安です。
注入した直後は、液体が入った分だけ肌が少し盛り上がって見えることがあります。鏡を見てふっくらしたと感じても、それがそのまま仕上がりというわけでもありません。逆に、翌週に変化が分からなくても、効いていないと判断するには早すぎます。
リジュラン HBにはヒアルロン酸が入っていますが、役割は保湿と回復の後押しで、形を作るヒアルロン酸フィラーとは目的が違います。頬のこけや輪郭の凹みを埋めたい場合は、別の治療の相談になります。

思い込み2「1回で十分」は本当ですか?
標準的な進め方は、1か月おきに3回です。3回を終えたあとの持続は、約6か月が目安とされています。1回だけ受けることもできますが、この目安は3回を前提にした数字です。
旅行で受ける方にとって、ここがいちばん現実的な問題になります。1か月おきに3回ということは、ソウルへ3回来るのか、残りの回数をどうするのかを、最初の時点で考えておく必要があります。
当院の診療は、月・火・木が10〜19時、金が10〜20時、土が10〜16時で、水・日・祝日は休診です。金曜の夜に到着して土曜に受ける、といった週末の組み方なら、土曜の診療時間内に収まるかを先に確認しておくと安心です。
思い込み3「たるみも引き上がる」を40〜60代が混同しやすいのはなぜ?
リジュランが向くのは、皮膚の薄さ、きめ、小じわといった皮膚そのものの悩みです。下がった頬やフェイスラインを持ち上げる道具とは役割が違います。
40代以降で顔全体が疲れて見えると感じるとき、原因は一つとは限りません。皮膚が薄く乾いているのか、皮膚の下の支えが緩んで位置が下がっているのか。前者ならリジュランが候補になり、後者なら集束超音波のウルセラピー プライムのように、深い層へ熱を届けるリフティング機器が検討対象になります。両方が重なっていることも珍しくありません。リフティング側の考え方は、ウルセラが向く人・向かない人の記事で書いています。
院長メモ
40〜60代の方がリジュランに期待しやすいのは、引き上がることです。PNが得意なのは皮膚そのものの質を整えることで、下がった位置を戻す力は限られています。悩みの中心が質と位置のどちらにあるのかを先に分けておくと、受けたあとに思っていたのと違うと感じる余地がかなり小さくなります。
親御さんのために調べている方は、本人の悩みが乾燥や小じわなのか、下がりなのかを先に聞いておくと、相談の話が早く進みます。
ダウンタイムはゼロ?帰国便までの腫れと内出血
ゼロとは言えません。当院の治療ノートでは、施術時間は約30分で、軽い腫れ・内出血・赤みが2〜3日出ることがあります。
細い針で真皮に少しずつ入れるため、注入した点が小さな膨らみとして並んで見えることがあり、多くは数日でなじみます。内出血は、針が細い血管に当たったときに出るもので、出るかどうかを事前に読み切ることはできません。
日程の考え方としては、施術日から帰国便まで2〜3日あると、腫れや内出血が出ても落ち着くのを待つ余裕が生まれます。翌日に帰る日程しか組めない場合は、内出血が残ったまま飛行機に乗る可能性を受け入れられるかどうかで決めるのが現実的です。マスクで隠れる位置かどうかも、目元と頬では違います。
帰国便の日付がすでに決まっているなら、その日付と、受けたい部位(頬・首・目元など)をLINEで送ってください。
気になる思い込みをLINEで1つ聞いてみる向いていない人、慎重に考えたい人は?
魚由来の成分や麻酔薬のリドカインにアレルギーのある方、妊娠中・授乳中の方、注入する部位に炎症や感染がある方は、一般に見送るか慎重に判断します。持病で治療中の方も、飲んでいる薬を事前に伝えてください。
研究の面では、2024年にJournal of Cosmetic Dermatologyに掲載されたシステマティックレビューが、美容医療でのPNの有効性を検討しています。肌の質感や弾力などの改善が報告されている一方で、研究ごとに方法や規模がばらつき、質の高い比較試験はまだ限られるとまとめています。日本の消費者庁も、美容医療を受ける前にリスクや副作用、施術の内容を確認するよう呼びかけています。
効果の出方や持続、腫れの程度は、肌の状態や生活習慣によって変わります。受けられるかどうか、どの種類が合うかは、最終的に対面の診察で判断します。

私がリジュランを考えるとき、何を見ているのですか?
診断には、皮膚の層を複数の角度から観察する3D Meta-viewと、3D Skin Analysisを使います。
リジュランを候補にするかどうかで見るのは、皮膚の薄さ、乾燥や赤みの出やすさ、小じわの深さ、そして悩みの中心が皮膚の質にあるのか位置の下がりにあるのか、という点です。3種類の違いは次のとおりです。
| 種類 | 中身 | 主に考える悩み |
|---|---|---|
| リジュラン ヒーラー | PN | 敏感肌、赤み、バリアの弱り(顔・首) |
| リジュラン HB | PN+ヒアルロン酸+リドカイン | うるおい不足、施術時の負担を抑えたい場合 |
| リジュラン アイ | PN | 目の下の小じわ、ハリ、皮膚の質 |
コラーゲンの生成を促す別系統の注入にはジュベルックがあり、複数回の通い方についてはジュベルックを韓国で3回受けるときの記事にまとめています。

メッセージを送る前に
送っていただくと話が進みやすいのは2つです。気になる部位を自然光で撮った正面と横からの写真、そしてソウルに来られる日付です。帰国便の時刻まで分かっていれば、それも添えてください。
当院はソウル特別市江南区彦州路806(1〜4階)、島山公園の前にあり、地下鉄7号線江南区庁駅3番出口から徒歩11分です。写真と日付はLINE(https://lin.ee/neIPPp7)にお送りください。リジュランは回数を重ねて肌の環境を整えていく施術で、効果には個人差があります。
リジュランとは 韓国についてよくある質問
リジュランとヒアルロン酸注射はどう違いますか?
リジュランの施術にはどのくらい時間がかかりますか?
魚アレルギーがあってもリジュランを受けられますか?
リジュランは1回だけでも意味がありますか?
VOS皮膚科には日本語で相談できますか?
効果には個人差があります。施術の結果・経過・ダウンタイムは人によって異なります。この記事はVOS皮膚科クリニックによる一般的な情報で、実際の診察に代わるものではありません。料金は公式料金表(韓国ウォン・VAT別途)に基づき、変更される場合があります。
関連記事
ウルセラ 韓国:引き上げは得意、ボリュームは戻さない治療
ウルセラ 韓国で受ける前に、仕組みと向く顔・向きにくい顔、帰国便までの赤みや腫れ、デメリットを皮膚科専門医が説明します。部位の写真はLINEへ。
ジュベルック 韓国で3回受けるとき、帰国便までの腫れと通い方
ジュベルック 韓国で受ける場合の仕組みと向いている肌、腫れ・内出血の経過、しこりのリスク、3回の通い方を皮膚科専門医が説明。候補日はLINEで送れます。
韓国 美容 リジュランは何泊で組む?腫れと赤みの2〜3日が軸
韓国 美容 リジュランの回復を当日から3回目まで時系列で整理。腫れや赤みが出やすい2〜3日、帰国便の置き方、まれな合併症と痛みへの備えを皮膚科専門医がまとめました。



