水光注射とは?スキンブースターの種類と違いを皮膚科専門医が解説
水光注射とは何か、スキンブースターの種類とどう違うのかを、江南の皮膚科専門医キム・ホンソクが動画をもとに解説。PN、PDLLA、ヒアルロン酸、ECM、液状PCLの特徴と選び方をまとめました。
「20年間ひと通り受けてきたけれど、これは違います」すっかり変わった2026年のスキンブースタートレンドを、皮膚科専門医21年目の医師が解説
キム・ホンソク院長のYouTubeより — 韓国語音声。消音で自動再生します。タップで音声オン。

こんにちは。ソウル江南・島山公園の前にあるVOS皮膚科クリニックで院長を務めている、皮膚科専門医のキム・ホンソクです。皮膚科専門医になって21年になります。VOSでは、最初の診察から最後の注射まで、私が自分で担当しています。
診察室では「水光注射とは結局どういう注射ですか?ネットで見た新しいスキンブースターとは何が違うのですか?」と、製剤の名前をいくつも挙げて質問される方がとても多いです。正直にお答えすると、どの製剤も、前に出たものの弱点を補うために生まれてきました。スキンブースターの歴史は私の経歴とほぼ同じ長さなので、その流れを動画で整理しました。このページは2026年4月の私のYouTube動画をもとに、海外から来られる方に向けて書き直したものです。ページ上部の動画は、日本語に翻訳された字幕をつけて見ることができます。
先に結論
- 水光注射は、ヒアルロン酸を浅い層に入れて水分を引き寄せ、ツヤを出す発想から広まりました。今では肌そのものを整える注射をまとめてスキンブースターと呼ぶことが多くなっています。
- 新しい製剤は、前の世代の弱点に応える形で登場してきました。再生のPN、長く続くコラーゲン生成のPDLLA、なじみのよい架橋ヒアルロン酸、変化が早いECMという流れです。
- 液状PCLは粉末を溶かす工程がなく粒子がとても均一なため、浅い層に置いて小じわや肌質の改善をねらえる点が特徴です。
- 流れは、より安全で、少ない回数と少ない製剤で済む方向へ向かっており、リフティング機器と組み合わせて使うことが多くなっています。
水光注射とは?フィラーの時代に生まれたツヤ肌の注射
水光注射とは、ヒアルロン酸をフィラーのように深く入れるのではなく、肌の浅い層に入れて水分を引き寄せ、ツヤを出そうという発想から広まった注射です。
「スキンブースター」という言葉が広まったのは7〜8年ほど前からですが、施術そのものはもっと前からありました。韓国では2007年ごろにカルシウム系のフィラーが入ってきましたが、当時いちばん注目されていたのはヒアルロン酸フィラーです。くぼみを埋めれば、その場で結果が見えるからです。
その後、「外から何かを足すのではなく、自分の体にコラーゲンをつくらせたらどうか」という発想の製剤が出てきます。L型のポリ乳酸(PLLA)、VOSではスカルプトラとして行っているものと、ジェル状のポリカプロラクトン(PCL)が2011〜2013年ごろに導入されました。コラーゲンができるまでには数週間かかるので、「ボリュームはゆっくり出てきます」と患者さんに説明していたのを覚えています。ただ、当時はフィラーの考え方がとても強く、深く打ってボリュームを出す使い方が中心で、スキンブースターと呼ぶ人はいませんでした。
同じころ広まったのが、ヒアルロン酸を浅い層に使う方法です(動画 01:35〜)。もともと肌にもあるヒアルロン酸は水分を引き寄せて保湿を助けるので、表面近くに入れればツヤが出るのではないか、という考え方でした。こうして水光注射が一気に人気になります。つまり水光注射とは、スキンブースターの流れの入り口にあたる施術だと私は考えています。
水光注射とリジュランの違い:埋めるのではなく、肌を整える発想
PN(ポリヌクレオチド)は、「埋める」「うるおす」から「整える」へと話の中心を変えた製剤で、今も敏感な肌の方によい選択肢のひとつです。
2014年ごろ、初めてリジュランを手にしたときの私の正直な感想は「これは何だろう?」でした(動画 02:06〜)。サケ由来の精製DNAを使うという考え方は、それまで知っていたものとまったく違ったからです。ところが施術を続けるうちに、敏感な肌が落ち着き、顔全体が健康的に見えるようになる方が多いと感じるようになりました。口コミで広まり、スキンブースターの市場が大きくなっていきます。
よく聞いた不満は、回数が必要なことと、注射がしみるように痛いことでした。現在VOSのリジュランの施術は、1か月ごとに3回を基本にしており、効果は6か月以上続くことが多いです。リジュランHB+にはリドカインが含まれ、痛みを和らげる工夫がされています。続く期間には個人差があります。リジュランについてよくある誤解は、リジュランとは?よくある誤解でまとめています。
ポリマー系バイオスティミュレーター:ジュベルックが広まった理由
「もっと長く続いて、通う回数を減らしたい」という声から、PDLLAのようなポリマー系の製剤が再び注目されました。
ジュベルックとジュベルック ボリュームは2010年代後半に登場しましたが、しばらくはあまり話題になりませんでした(動画 02:45〜)。それがこの2〜3年で一変し、ほとんどのクリニックやYouTubeでジュベルックが語られるようになりました。ジュベルックはPDLLAの微粒子とヒアルロン酸を組み合わせたもので、ヒアルロン酸がいまうるおいを与え、PDLLAがその後の数週間でコラーゲンづくりを促します。VOSでは3回の施術で6〜12か月ほど効果が続くことが多いですが、個人差があります。短い滞在で3回をどう組むかは、ジュベルック3回を旅行に合わせる方法をご覧ください。
ヒアルロン酸の再登場と、ECMスキンブースター
もともと肌にある成分を使いたいという方が増え、架橋ヒアルロン酸のブースターが再び広まり、その後ECMブースターが市場を大きく動かしました。
ポリマー系が広まると、「そういう成分を入れるのは少し抵抗がある。自分の肌にもともとあるものを使いたい」という方も出てきました(動画 03:26〜)。そこでヒアルロン酸が、長持ちするよう架橋された形で戻ってきます。最近は分子量の違うヒアルロン酸を組み合わせた製剤もあり、VOSで行っているヒロウェーブ(HILO WAVE)もそのひとつです。ボリュームより保湿に強いので、乾燥が一番の悩みという方に選ばれることが多いです。昔の水光注射と同じヒアルロン酸でも、つくり方が変わってきたということです。
ここ1年ほどで登場したのがECM(細胞外マトリックス)ブースターです。肌の構造成分に近いものが入り、変化が早く出やすいため、満足度が高く口コミも広がりました。一方で、ヒト由来の原料を選別・検証して使うものなので、まだ議論されている点もあります。すすめる前には、対面でメリットと不確かな点をお話ししたいと考えています。
液状PCL:ゴウリはどこが違うのか
ゴウリは本当の意味で液状になったPCLで、粉末を溶かす工程がなく粒子がとても均一なため、浅い層に置いて小じわや肌質をねらえるのが特徴です。
PCLは、先ほどお話ししたジェル状の製剤と同じ成分の仲間です(動画 05:00〜)。PCLは水に溶けにくいため、その後のコラーゲン生成型の多くは、施術者が溶かして使う粉末タイプでした。ここに弱点があります。どれだけ薄めるか、何と混ぜるかによって結果が変わり、施術者ごとにやり方がばらばらで、ひとつの基準で語るのが難しかったのです。
ゴウリは、ある意味で粉末から完全な液状へ移った最初の製剤だと私は見ています。均一なので浅い層にも薄く広げやすく、小じわや肌質全体を支える使い方ができ、臨床でいろいろな方に提案しやすいと感じています。新しいものが出たときは「たいしたことはない」と思われがちですが、こうした小さな変化が施術全体の流れを変えるきっかけになることもあります。回数や間隔、ダウンタイムは診察で確認し、ほかの注射と同じように内出血や腫れが出ることもあります。
韓国のスキンブースターはこれからどこへ:リフティングとの組み合わせ
流れは、より安全で手軽に、少ない回数と少ない製剤で済む方向へ進んでおり、韓国ではリフティング機器との組み合わせが前提になりつつあります。
全体を振り返ると(動画 08:00〜)、より安全であること、手軽であること、何種類も混ぜずに1〜2回の施術で結果を目指すことが、はっきりした方向です。粉末から液状への変化も、そのための技術的な一歩です。
韓国では、スキンブースターはリフティングと深く結びついています。ウルセラプライム、サーマクールFLX、ソフウェーブのような機器は深い層を引き締めますが、薄い肌や小じわ、乾燥までは機器だけでカバーしきれないことが少なくありません。そこを補うのがスキンブースターで、どう組み合わせるかによって、一人ひとりに合った計画が立てられます。実際にVOSで施術を受けた方の様子は、インフルエンサーの体験レポートでも見ることができます。
韓国旅行のついでに水光注射やスキンブースターを考えている方は、まず診察で私が肌を直接見てから、1種類にするか組み合わせるかをご提案します。1種類で十分なこともあります。当院は水曜・日曜・祝日が休診ですので、日程を組むときはご注意ください。LINEでご相談いただくときは、メイクをしていない自然光の正面写真、いちばん気になること、韓国に滞在する日程、この1年に受けた注入施術を送ってください。どの注射のあとでも、赤みやしこり、痛みが引かないときは、様子を見すぎずに医師の診察を受けてください。
効果や経過、回復には個人差があり、あなたに合う方法は対面での診察で決めます。
動画の見どころ
この動画で話している施術
VOSで施術を受けた方の体験
VOSで施術を受け、その様子を発信したインフルエンサーの体験談です。
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Q&A — よくいただく質問
水光注射とは何ですか?
水光注射とスキンブースターは同じものですか?
水光注射とリジュランの違いは何ですか?
液状PCLは昔のPCLフィラーと同じものですか?
スキンブースターでリフティング機器の代わりになりますか?
効果・腫れ・回復には個人差があります。このページは院長の動画をもとにしたVOS皮膚科の一般的な情報で、診察に代わるものではありません。
キム・ホンソク院長について
ゴウリ(Gouri)は、最初の肌診断から経過チェックまで、キム院長が自ら担当します。
キム院長は美容皮膚科を専門とし、肌の再生、フェイスラインの改善、健やかなエイジングケアに取り組んでいます。患者さま一人ひとりの肌状態とご希望を丁寧に把握したうえで、自然で洗練された仕上がりを目指す治療計画をご提案します。
VOSでは、診断・施術・経過管理まで、同じ専門医が一貫して責任を持ちます。肌の構造と変化のパターンを正確に理解した診療が、仕上がりの完成度を高め、副作用のリスクを抑えます。
経歴・役職
- 現職
- VOS皮膚科クリニック 院長
- 皮膚科専門医
- 学歴
- 医学部 首席卒業
- 教職
- 清州大学 医療美容学科 兼任教授
- 東国大学 美容医科学科 兼任教授
- 学会役員
- 大韓皮膚科医師会(KDA)理事
- 大韓アンチエイジング皮膚科学会(KAAD)理事
- 委員会
- 大韓皮膚科学会 学術委員
- 大韓皮膚科医師会(KDA)情報委員
- 所属学会
- 大韓皮膚機能医学会 会員
- 大韓レーザー医学会 会員
ブランドアドバイザー
- スキンケア
- The Scent
- スキンシューティカルズ
- ラ ロッシュ ポゼ
- AHC
- ビオデルマ
- エタピュール
- 注入製剤
- ジュベルック
- リバイブ
- ラプレン
- リジュラン
- 医療機器
- ウルセラ
- サーマージュ
- ソフウェーブ
- クールスカルプティング
- ミラジェット
講演、ライブデモ、ブランド教育 — 韓国とアジア各地で。
- 掲載されている学会発表・講演
- 116
- 掲載期間
- 2016–2026
- 2023年(掲載件数が最多の年)
- 25
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主な国際学会・主要学会
- 2026
- APS Korea 2026
- 第28回 大韓皮膚科医師会 春季学術大会
- Baim Global Jupiterシンポジウム 招待講演
- 2025
- JULIA SUMMIT GLOBAL – Juvelook Journey
- JULIA SUMMIT ASIA 2025香港
- KOREADERMA 2025
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- 第9回 大韓皮膚科医師会 手技教育
- 2024
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- ジュベルック ローンチシンポジウム(台湾)
- KSDS 第2回国際学会 ソウル
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- 2023
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- 第41回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会
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- 第13回 I-SWAM インドネシア
メディア出演
- 「アチムN」— 多汗症と化粧品の選び方
- 「肌寿命のゴールデンタイム」(2021年7月)
- パク・ヨングァンのラジオショー — 月曜レギュラー
- 「グッドモーニング」— 春の日差しと肌(2023年3月)
- チョ・ウジョンのFM大行進 — ドクターファミリーコーナー
- 「メン・オン・エア」— 夏のスキンケア
論文・著書
- Juvelook Comparative Pain Assessment
- 化粧品カウンセリング学 専門家課程
- 皮膚美容 成分学
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